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最初に主な参考URLをば。

http://www27.atwiki.jp/mini_4wd/pages/24.html(ミニ四駆改造WIKI)
http://yrg.fc2web.com/kaizou/06.html(これまたミニ四駆のサイトですが、充放電に関する)
http://trickmaster.orz.hm/56ch/tm_batt_dischgknd.html(ニッカドの放電性能グラフがある)
http://www.oct.zaq.ne.jp/i-garage/dimage/newbat.htm(ニッケル水素の放電グラフがある)


主にここらへんを見つつ、Bialberoにあわせるのを前提にして使えそうな電池を物色していたので電池についてまとめてみる。

まとめるとこんな感じです。

まず2種類の主要な充電池だけで比較。あくまで三洋の一番いいものを比較したときの話。

内部抵抗:     ニッカド<ニッケル水素
メモリー効果:   ニッカド>ニッケル水素
容量:        ニッカド<ニッケル水素
温度シフト耐性:  ニッカド<ニッケル水素
環境被害:     ニッカド>ニッケル水素
自然放電:     ニッカド<ニッケル水素

要するに、ニッカドのほうがパワフルで長時間放置できる。ニッケル水素のほうが容量あって、温度変化に強く、環境被害が少ない。機械的にはニッカドのほうが短時間ですが性能を出し易いようです。エネループは同レベルに放電性能がいいのでニッカドが取って代わられたというのもあります。

※リンクにも有りますが環境問題の点でニッカドが衰退したというのもあるようですが、ここらへんは自分は詳しく分からないので言及しない方向で。


1次電池ですが、温度シフトによる内部抵抗の変化を利用して暖めるようです。そういえば「烈&豪」でも電池とタイヤは暖めてた記憶があるなぁ。また、反応性ということで、安定的に内部抵抗がならないことでリファレンスとしては判断が難しい模様。唯一実用レベルにあるのがダントツで内部抵抗が低いとされるエボルタ。

マンガンとアルカリが代表だが、それぞれ余り長時間使わないものにマンガン、長時間使うものにアルカリを入れるのが普通。理由はマンガンのほうが無負荷時の電圧回復幅が大きいため。また、短時間の使用を長い期間で使用する場合は両社の使用時間に大きな違いは見られないことから、災害用のものにはマンガンを入れておくのが普通ではある。

※本来は機械に電池を入れておかないことが理想ではある。でも趣旨がずれるのでスルーで。

1次電池、2次電池ともに存在するリチウムですが、1次電池のほうは癖がなくていいと思います。何かと出番の多いリチウム電池ですが、2次電池としての性能的にはニッケル水素より悪いか同等レベルにあります。ただ、他の方式より圧倒的に軽いことが強みですね。1次電池としては初期電圧が高いため、パナソニック製のリチウム1次電池はカメラのフラッシュなどに良く使われます。瞬発力はありますが、長期的に使うなら電圧降下がずっと続くので性能的には余り良くないです。



それからお勧め電池。ここは独断と偏見によって選んでいる。が、調べてみると放電特性も良かったのでやっぱ音=性能なんだと思われ。

一次電池    : エボルタ(というより反応性である以上まともなのがこれくらいしかなかった)
ニッカド     : カドニカスーパー1000(今のところこれしか手持ちがない。三洋製のニッカドの性能はピカイチ)
ニッケル水素  : エネループ(プロは多少性能が落ちる)

ニッカド最強と謳われた海外向け三洋製ニッカドはどうもアメリカにはまだ残ってるようですが日本では入手困難とのことです。アメリカに行かれたかたはぜひダースで買ってきて分けていただけると幸いです。くっそださい炎のデザインだけど。



充電器のほうですが、まず基本としてリフレッシュ機能がついていたほうがいいです。というのはこのリフレッシュというのは一度完全に放電してしまって、そこから充電を始めるという機能で、今あるのは三洋では最上位モデルのみです。なぜこの重要な機能が省かれたかというのは疑問が残るところですが、皆容量や充電の質を気にしなくて良くなった=デジタル時代到来。 あるいは、リチウム電池の台頭が原因だと思います。機器専用充電器しか使わないのが当たり前に。

その充電器の中で安く高性能だったのがキムラタンの充電器です。コンセントプラグの端子周りが弱かったようですが、回路のほうは恐ろしいまでの物量で安定した充電を行えた らしい です。さっきから過去形なのはもう数年前に事業撤退していて、今ではオークションですら手に入らないからです。

で、見つけたり持ってたら是非安くで譲っていただければ←どこまでも下衆い。




こんな感じです。要するに使用する電流量の時の電圧が安定していて、内部抵抗が小さいほうが性能はいい。ってまとめで。どうも電池の話してるとエネループ万歳的な記事になりやすいのでどうまとめたもんかなと思いつつ結局特徴だけ挙げてみました。しかしリンク見てもらえると分かるように、気持ち程度放電性能でニッカド>エネループとなるかどうか位で、大きな差はないようでした。

結局これもマッチングしたほうが良いんじゃないかという結論に。マッチング方法などに関してはこれから調べて追記できたら良いなと思っています。割と考えたことのない分野だったのでまだあまりどういうことをしたらいいか分かってないです。 では。

※追記

 マッチング方法に関してですが、基本的に同回路を動作時の時間当たりの電圧降下が最も近い組み合わせをペアにしていくようです。といってもエネループの放電性能良すぎて個体差あんまりない気がするけど大丈夫だろうか。

 充電回路とかアルゴリズムは色々あるみたいなので一先ず先にこれだけ。充電電流量の差で何がどう変わるのかまだちゃんと分かってないのでそこらへんはまた後ほど。
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 基本的に機材、ケーブルなど、関連する回路、パーツの数を極限まで減らした上で性能をチューニングされたシステムが最も音が良いという考えかたがどうもプロ現場でも一つの考えかたとしてあり、基本的に俺はこの考えかたに傾倒しているのでこの考えかたの場合のもろもろを。

 性能重視っていう考えかたもあるけど大体指標が少ないのであんまりあてにならんと思う。SNRだって測定の仕方で30dB違うんだから数値よりも耳当てにして色々回ったほうが早いと思う。根拠はあんまりない。オーディオは宗教なので結局どういうシステムにするか決めてそれに合った製品を集めたほうがいい。バランスをとれっていうオーディオマニアの人もいるけど、突き抜けた音のほうが愛着がわくし、耳が慣れればそれでいいんですと。

 それが高音質なのかと聴かれれば、お前がそう思ってるならそれで良いじゃん。がオーディオなわけです。そんなのお前が考えろよっていう世界なんです。そこでオーディオ誌なるものがあるのかと思いきや、別に中立でもなく、単に売り物を陳列するだけのものなので初心者は高いわ、音は良くないわと手を出さない世界になるわけです。ってな前口上はそろそろ切り上げて。



 ここでは高音質をいろんなとこで見聞きしたことを織り交ぜて書いていこうかと思います。

 てなわけでまずは雑に羅列。配線、パーツ、回路構成、基盤種類、筐体の質、電源周り、設置とか、ネタがあるものはくだらなくてもちょろちょろ書いていこうかなと思ってます。更新はそんなに出来るほどネタないかも。

・配線関連

 基盤の上を配線が通っているものはNG。
 まとめられているのもあまりよろしくない。
 上2項目の補足で、ノイズに晒されない上に、最短でつながれていること。
 曲げ角が大きいと音質が悪くなる。音が遅くなるとの話だったが、コイル的なことなのか曲げによる高周波の距離の変化なのか分からんけど多分前者。後者は無視できると思われ。


・パーツ

 構造によって特性が違い、それによって音が変わる。抵抗にしても色んなものがあって、それぞれがフィルタの役割を持つ。一般的には消費電力(発熱)が大きい(=サイズが大きい)ものに良いものが多い。ただし、発熱が大きいと熱雑音が多い。安定性が高いという点で大きいほうが良いが、SNRの点で不利になることも。

 生産時の誤差によってパーツの価格帯が変わることがあるが、実際には実装する際に必要な分の中で、もっとも誤差の小さい組み合わせを考えるので、実は安いものでも音がいいものも存在する。ここらへんの検証に関してはNABEさんのサイト(http://nabe.blog.abk.nu/audio-resistor)を参照して欲しい。 ※リンクは抵抗比較

 基本は性能よりもまずは選定技術が大事。

 コンデンサは振動で性能下がるので面倒だったら放熱かねたボンドみたいな黒いので固めるといいらしいよ。

 音って波としては低周波すぎて一つのパーツで出すのって凄く難しいんですよね。とくにスペースが限定されてると特に。


・回路構成

 素直な音がいいならパーツは少ないほうがいい。性能を出したいなら抵抗値を抑えた物量をふんだんに盛り込んだ回路がいい。ただし、物量を投入するなら中途半端にしても特性が歪になるのでちゃんと選定すること。相性問題が顕著。


・基盤種類

 単純にプリント基板とピッチの基盤があって、プリント基板のほうが大量生産の際に分かり易い。ただしプリント基板は大型化したときや、ノイズの出やすい回路の時にかなり音質が落ちる可能性がある。半田が多くなるのとショートのリスクか、ノイズが出やすくなるリスクかという選択になる。メーカーは大抵プリント基板。楽だけど音は限界があると思う。プリント基板にするなら筐体はいいものにするべき。


・筐体

 プラスチック筐体は音響としてはナンセンス。樹脂は振動吸収はいいが、日光による品質変化や、電磁波カットができない。

 ただの箱だと思ったら大間違いで、(金属筐体なら)当然電磁波カットの効果がある。

 薄いと振動を起こして音質劣化の原因になるため、分厚い筐体が良い。放熱部分がついているものも同様。PCの放熱の効率のいいものは薄いが、PC全体の性能を下げかねないので分厚いほうがいいと思う。(PCオーディオの場合)

 薄くてどうしても使いたい機材があるなら、動かした状態で最も振動が激しい部分にfo.Qなどの制振アイテムを使うと効果が出る。


・電源

 トランス電源がいい。直流で入れないといけないならハム電源、コンセントならKOJOのものなんかがメジャー。

 スイッチングでも能力をそこそこ出せるような回路もあるが、どうしても音の迫力が出ないことが多い。というのは回路の性能というのは結局電源の能力によるからで、これが悪いと回路は安定動作が出来ないという事になり、いい結果はでない。しかもハム用の電源と違い、電圧が自分で設定できないので汎用性も低く、いい音の電圧は温度や機材によって変わるので本来の回路の音が出せないというのが実際のところ。

 いい音はまず土台からは回路上でもいえるので200Vなんてくだらないものに手を出さずに、しっかりと安定した電源を使う、家庭のデジタル機器につながるコンセントにはデジタル用のフィルタをつけておくなどの措置をとるほうが大事だと思う。


・設置

床がならないようにする。インシュレーターをかますなど。御影石万能。基本的に部屋でなってもいいのはリスニング位置の背後だけ。左右も大丈夫って話もあるけど、ピントが合わなくなるのでせめて拡散させたほうがいい。


・アンプ駆動

 これにも考えかたがあり、アンプの駆動力を最大限に使うためにアンプの出力を最大にして、入力であるパッシブプリ部分でガッツリと音量を絞ってやるという方法がある。これは音をしっかり引き伸ばすので特に音量が大きい、一般的にコンプのかけてある領域の音が素直な音になります。ただし、音量の小さい音の情報は熱雑音と音量的な問題から聞こえにくくなります。情報量よりも雰囲気を大事にするならこれほど自然な音は無いと個人的には思います。

 パッシブ時点でのノイズ増加による情報落ちはほぼ熱雑音分のみなので、高SNRのDACを使えば音質的な劣化はほぼ感じられないかと思います。あとは抵抗の質が良ければよいほど音は当然良くなるってくらいでしょうか。

 これに対して一般的なのがダンピングファクターの高いアンプを使って、かつ音量を出来る限り絞らなくて済むようにする方法。この方法をとろうとすると、どうしてもフルレンジ1発のスピーカーを使わないとアンプのうまみが得られないため、2Way以上だと眠い音になりがち。その代わりに小音量でも色々な音が情報落ちせずに聞こえるので楽しくは無いが、録音ノイズの発見などでは使いやすい。


・圧縮形式

 mp3は基本的にやめたほうがいい。基本的に周波数いじるような圧縮は周波数によっては時間軸ずれるし、そもそもポータブル環境でもない限り俺の糞耳でも音質劣化が分かる。主に音場が失われるのだが、高音のタイミングがずれることによって低域の立ち上がりが変わるから聴感上でも分かるレベルにずれる。どうしても容量が確保できないときと、RADみたいな元から音質糞な音源でもない限りはあまり使わないことを推奨。

 WAVがもっとも一般的。最近ではDSDというサンプリング数だけひたすら増やした形式があって、これの音が非常に滑らかで心地よい。もちろん瞬間的な立ち上がりは従来のサンプリングのほうが出るのかもしれないけど、音が常に線形でつながるイメージに近いのはDSD。またーりキキタイかたは是非対応製品でなくともAudioGateかなんかっていうソフトで聴いてみてください。変換かましても音がいいのがわかるので。


・熱管理

 オーディオはパーツ各々が熱雑音を持ちます。理論的には冷却されて、一定の温度で全てのパーツが安定化されているのが理想です。が、現実ではそんなシステムは持ち込みができなかったり不便で、メンテナンスも大変なので、常温で使えるようにしてあるのが普通です。

 そこで安定化の考えかたとして、アナログなオーディオ回路が最も完成された時期である1980年代のものには、逆に温度上げて一定に管理すれば良いじゃんってな機材が結構多かったわけです。でも熱もてばコンデンサはより振動を強くするし、それを基盤に固定しないといけなかったり、熱雑音が増えてSNRが確保できなかったりとそれ相応のリスクも確実にあったんですね。しかし、音は職人の手でチューニングされてるだけあって流石に素晴らしい音を出しています。

 この回路の温度的安定は音の安定にもつながります。当時は今ほどチップの質が良くなく、温度のシフトに対する音質の精度がよろしくなかったことも問題だったのですが、システムを考えるときは温度変化が少なく、かつ風通しの良いところに組むことが大切だと思います。





こんな感じで。思い出したりしたら増えます。なんか結局いつもといってること変わらない気がするけど。なんか他あったかねぇ。。。

 糞耳仕様、基本的にスペック厨、低音フェチ(超低音はそこまでじゃない)、フラットからかまぼこワイドレンジ好き、雰囲気よりも解像度と定位の良さを好む。その場にいるような音が出ることを理想としている。、基本的にはそんなに高価でないものを中心に集めている。 耳がいい人、お金がある人はもっといいのいくらでもあるのでそっちをどぞー。

ちょっと前から少しずつまとめてた分。

 

ルームチューニング、制振アイテム

 レゾナンスチップRT(本家のサイトに行って、理想的な配置図を提供してもらう事)

 fo.Q(機材の筐体のつなぎ目に貼ると効果的。音は硬く、高音ピントがそろう方向です。やりすぎると低音が物足りなくなる可能性あり。)
 レゾナンスチップワールド(機材の筐体中心部、側面に貼り付ける。中域が出て、音が伸びやかになりますが、高音ピントも改善します。あまり数貼っても意味がない。)

 吸音材(東急ハンズで3センチ厚のものがあるのでそれで十分。厚み足りないなら組み合わせる。)
 御影石(そこらへんのホームセンターで売ってる60円のブロックを組み合わせて上下にマットなどを敷くと良い。破片が気に鳴るならオーディオ用を使えばいい。基本的にスピーカーや機材の上下において制動を良くする。)
 アクリル両面テープ(100円均一でも売ってる、透明なあれ。振動制御に使える。しかも樹脂なので変な付帯音が少ない。)

 

AI/F

 AudioFire4(設置、性能、デザインともに及第点。)※2012年時

 MicroBook2MOTUの操作性の良さが光る。放送ならこちらが使いやすい。)※2012年時

 US-366(放送特化。上記2種は古いのでこれを。音はやや丸い。)※2013年時

 

プレーヤー

 ipodTouch(第4世代の性能は秀逸。Lightningの場合はデジタルが強力なのでDACを挟む必要がでてくる。しかしデジタル出力の質はピカイチ。)

 後はAK120や100といった高音質を売りにしたモデルも大量に出てきていますが、そこらへんは好みもあるので聞いてみてください。

 

ヘッドホンアンプ

 BialberoεS Toneflakeさん、Wagnusさんのところのヘッドホンアンプ。他のアンプが糞にしか聞こえなくなる。1072マイクプリをイメージしてキャラ付けされたディスクリートアンプ。桁違いのレンジ感、タイミングの完璧さ、超低域の圧力感。電池駆動としては異例のレベル。普通に据え置きより音いいから困る。)

 VT-25(価格に対するコスパがやばい、アンディクスオーディオのヘッドホンアンプ。真空管を別に購入しないといけないはずだが、管で音がかなり変わるのでお勧めに従ったほうがいいかも。機能的にもなんでも入り。)

 

ヘッドホン、イヤホン類

 EX-29(知られていないが声のモニタリングでは最強。ナローレンジ。密閉ながら、外で音楽を聴いているようなサウンド。)

 MDR-CD900ST(言わずと知れた、当時唯一安定していた機種。この音に慣れた人向き。レストアしてずっと使えるプロ機の代表格。音は疲れる。)

 K702Wagnusリケーブル

 USTイヤホン.sx(今売ってるか微妙だけどフラットで疲れない。イヤホンが苦手でないならこの低域は一聴の価値あり。K702やHD650よりも上流にシビア。特に非力なHPAを使うと高音のにじみがひどくなる。)

 STAXの4040以上のユニットに適当な電源ユニット。高くなくてもいい環境が作りやすい。

 HD650(駆動難しいが、音楽性だけならトップクラス。そしてコスパの良さもピカイチ。やややわらかい低音。)

 

DDC

 Audiophilleo25万と高いが、ケーブルをつながないので非常にジッターが少ない。安定性と高音のピントは秀逸。)

XMOSも悪くないが、高音ピントを考えると電源にシビアでもAP2のほうが同軸を挟まない分有利。内部でつながってる(コンポーネント方式)の場合はこの限りではない。

 

DAC ※1

 POPPULSE PCM1796(自分が使っていたもので、SNR,DNRともに価格からすると非常に良い。低域がやや膨らむし、ハイエンドきっちり嵌らないが、価格考えれば良い選択肢。トランス電源というのが大きい。日本だとオーディオケーブル市場で売ってる。)

 SABRE D18(価格が上がるが、普段気軽に音楽を聴く分にはこれ以上を必要としないと思われる。心地よいと言うよりは緻密というのが適切。SNR,クロストークやDNRなど最高レベル。とはいえ、流石にES9018デュアルには劣る。)

 吉田苑 HD-01(ES9018とXMOSを組み合わせたUSBDAC。7万とこの構成にしては格安なのでお勧め。吉田苑さんはUSBのクリーン電源も取り扱ってた気がするので一度覗いてみることをお勧めします。)

 DN-84766(ヘーゲルの中華コピー。本家と変わらないレベルといわれているが、電源改良の余地ありらしい。4k程度なので最初の一つとしては良い。)

ES9018デュアル機はデジタルの限界レベルの性能を秘めているが、10万からになるので高い。と思う。DA924は100万級、生産完了という入手困難な代物だが、世界最高レベルのモノ。

 

アンプ

 AMP3800等は優秀だが、基本的にはアナログアンプをチューニングするのが良い。自分の場合はLR52というカーオーディオアンプをToneflakeさんに頼んだ。別にコイルを微調整するんならデジタルアンプでもいいんだが、デジタルアンプは低域が見渡しにくい。どうしても各社高音寄りに作るので薄い音になりがち。結局位相まで調整されたものに量産モデルが勝てないというだけ。

 

スピーカー

 可能な限り大きくて再生域の広いものを。ただし密閉型のほうが良い。悪くてもバスレフにすること。フルレンジ一発か、2,3Wayかは聴いた方が早い。声を聴くならフルレンジ一発が良い。中古は安いが個人的には好きではない。自分はELACBS52.2を使っている。超小型の2Way密閉型で使いやすい。ただし下は足りない。デジタルによるブーストはあまりお勧めしない。デジタルのフィルタはアルゴリズムによっては位相がずれるし、最悪時間軸までずれるので致命的な音質劣化になりかねない。

 理想は20-20kHz再生だけど大体無理だから40くらいからでもいい。上は広ければ広いほど定位の面で優位。

  密閉は位相ずれがないのでいい音がするんだが、駆動の関係で空気的な抵抗が大きくなりすぎるので箱が大きくないといけないし、バスレフは小型でも低音が出るが、位相が大変なことになるのでいい音にするのが難しい。ここらへんはスリットタイプにするとかいろいろ聞いてみてください。

ケーブル類

 Wagnusさんのところのもの。83335Eの千住金属の半田を推奨。

 ラダーケーブル。これは高くて取り回しも悪いが、音は素晴らしい。

 使い分けるなら上下の伸びはWagnusさん。忠実さではラダーケーブル。基本的には市販品よりガレージ物のほうが安くて音がいいのでツイッターやネットで色々探したほうがいいです。

 

USB用トランス電源、パッシブボリューム等の小物、電池類

 (iFiAudioで高いとか無いとかなら)エルサウンドで作成するのが安上がりで早い。ヤフオクにも出品されていることがある。ケーブルの自作ができるならハム用の電源を流用した直流電源が一番音質的には良い。電圧も遊べて非常に便利。
 充電池は三洋のものが一番良い。エネループの放電性能は異次元。充電器は三洋の上位にリフレッシュ機能付があるのでそれが安定。持っている人がいるかどうか分からないが、キムラタンの充電器は非常に性能が良い。ただしエネループが古くなってくると満充電ができなくなるエラーを起こしたという事例も報告されている。キムラタンの持ってないから欲しい。←

 

コンデンサマイク ※2

 MXL2003(特性、ノイズレベル共に最高レベルの完成度を誇る。MXLは低域が早い。かなり使いやすいのでお勧め。)

 ベイビーボトルとかもいいんだけど、癖が強いのでお勧めは万能タイプの2003で。ベイビーは小型のシールドカプセルのせいで変な高音の空間成分が乗るのでそこらへんの個性も出る。

 

ダイナミックマイク ※3

 N/D767a(高音が上まで伸びている。イコライザで中域を足す必要あり。愛機。)

 e845(低域の柔らかい禅(ゼンハイザー)のマイク。高音が伸びる。非常に滑らか。)

 MD431Ⅱ(これまた禅の定番。ただし4万と高価。ポップノイズフィルタなど面白い。)

 MXL-R144(超低価格ながら、ダイナミクスが非常にナチュラルに出るリボンマイクという、マイクの一つ。ノイズが多いけど非常にまったりした音がとれる。ただしダイナミックの括りに入るが、コンデンサマイク以上に繊細なので注意。磁界による影響や経年劣化が激しい。ボーカルとして使うならハイが足りないが、ナローなのでこもったりはしない。)

 

 

音声フィルタ系機材 ※4

 RNC1773(コンプレッサー。多段コンプによる非常に滑らかなコンプ。「市販」コンプ探しに終止符を打つと言われる名機。ただしスルーパスにしても機材自体の音やせが結構ある。よくも悪くも柔らかいサウンド。)

 AMATERASなどの低価格機材シリーズのほうがおそらく音はいい。ガレージは信頼が売り上げなので、これはぼったくりだとはっきり分かるところ以外は大丈夫。どっちにしろ市販よりは安くていいものが多い。

 

電源フィルタ ※5

 トランス電源各種。(単純に音質上げたいところにだけ使う。複数つなげるとループして逆に悪化するので注意。KOJOのトランスは有名。)

 PST-8D(デジタル用のフィルタつき。PCなどの電源に。上流へのノイズカットとしては最強。)

 RGPC 400PRO(ノイズによって失われた力感を取り戻す、フィルタであり、アクティブに音に関与してくる電源。)
 TAP MATE(ノイズを抑えて、耐久性も抜群なHCPなタップ。)

  8300IG(レビトンのコンセント。高音から低音までがっつり情報量が出る。安いのに超効果的なコンセントの代表。)

 

※1 DAC

 DA924は、SNRこそES9018に劣るが、圧倒的な歪みの無さ、安定性の高さは別次元。ただしヒーター式という名の通り、発熱によっても安定性を出すため、発熱量、消費電力量はかなり高いので注意。それはES9018も同じで、消費電力はチップにしては高い。ただしジッタキラーがついていることが音質的に寄与していると思われ、SNR,歪みもかなり高いレベルでまとまっている。ただし、ジッタキラーが悪さをしているのか、同期外れが起こって音が切れる、出ないという不具合も出ているようだ。USB-DDCがいいものでないならES9018は得策ではないかも知れない。というかES9018は理論上ほぼ限界値のSNRたたき出してるのでノイズが低いとかいうレベルじゃなくてデジタルの限界と言ったほうが正直正しいのだけれども。それでSNRが悪い製品は大体設計が糞。

 

※2 マイク選びの注意

 ハンドマイクとマウントするマイクとがあるが、基本的にはマウントしたほうが音抜けが良い。これはハンドマイクはダイアフラム背面の開口面積が極端に狭くなるので、孔の大きさを考えることによって籠りを減らしている。そこには必ず違和感が残る。また、やや低域が遅く、柔らかくなりやすいのでMIX時に苦労する。明瞭度、繊細さを求めるなら背面も開いたものを。逆に近くで声が出てる感じや、ゴリゴリ押し出したいときはハンドマイクのように裏の開口部が狭いものを選ぶといい。

 コンデンサマイクは高音質だが細かい音まで拾いすぎる。宅録では静かに出来ないなら辛い。基本的には声質にあわせるべき。ただしノイマンは結構万能。自分はMXL770を使っている。個人的には安くで信頼してるのはMXLだけ。個性が欲しいならRODEとかを買えばいい。高音はざらつくし、音は保障しないけど。RodeはMIX拒否されることもあるので注意。

 

※3 ダイナミックマイクに関して。

 普通になんでもいい。そんなにいい音のものがそもそもない。ただし音作りが上手いメーカーは多い。シュアーはヘッドホン、イヤホンでも分かるけど音作りのセンスは良いと思う。周波数特性が上まで伸びていれば伸びているほどMIXがし易い。反面、生放送ではノイズがカットできなくて困ることもあるかも。AUDIXはやめたほうがいい。ここは試したことがないものも含まれているので注意。あくまで声質が合うかが重要ということを忘れずに。

 

※4 機材に関して

 市販品ではこれが安くでいいものだが、少し上を目指すなら宮路商会さんのところでToneflakeカスタム品を選ぶとか、ガレージの手でちゃんと特性をチューニングされたものを買うのが一番手っ取り早い。

 個人的にはAMATERAS3011とかのシリーズも気になってる。基本的には自分が好きだと思った音に傾倒するのが早いとは思う。自分はToneflakeさんのところに傾倒してる。

 ただ、一つ分かって欲しいのは、どんなに優れた回路だろうと、最終的に音質は実装者の実装の知識、技術によるものが一番大きいという事。回路の中で抵抗が大きくなりやすい半田や抵抗の熱雑音などの特性の組み合わせセンスなども問われる。半田づけの上手さもかなり大事。

 それから低価格な真空管機材は出来る限り買わない方向を推奨。真空管は特性が滑らかじゃない(厳密には線形で無い)ために回路部分の設計によってある程度補正してやる必要がある。とてもパワフルな方式なのでこの設計で大幅に低域の質も変わる。自分は入力に真空管使うのはあまり好きではなく、あくまで出力の真空管アンプしかお勧めはしない。

 

※5 電源のアドバイス

 トランス電源。出来るだけ容量の大きな(=電圧は機械の指定に合わせて、最大の電流量が必要量の3倍程度ある)電源。自分はアンプにはハム用の直流安定化電源を使用してます。出来るなら左右で分けたほうが音はいいです。電源も。また、直流安定化電源のいいところは電圧を変えられることで、これはアダプタ式の機材に使った際、最も音質が良くなる電圧を探せるという事。ただしこれは0.1Vとかそれ以下の電圧差をいじることになるので、結構根気が必要。定格の電圧を超えないように注意。大体の機材は電圧を上げると音に張りが出る反面、情報量的にはF特の歪みが出てくる分減るイメージ。金管は芯が通るけど、ピアノの情感が無くなったりなど、上げすぎると弊害が出てくる。適度が一番。

 

以上。ざっくりとしたまとめでした。参考になれば。

録音機材を安くでやろうと思ってるんなら諦めてスカイプマイクにしたほうがいい。かなり音がいい。ノイズレベルは高いし、耐圧弱いけど、それは自分で調整すればいいことだし。



---こっから編集時に書いてます。


 上に色々機材描きましたが、優先順位はルームチューニングが一番最初です。機材にあわせて変更は必要ですが、これがしっかりしてると録音も再生もそんなにお金をかけなくてもいい音が楽しめます。

 で、その中で一番安上がりに出来るのが、12kと一見高価に見えるレゾナンスチップRTです。普通の壁紙を使っている部屋を想定していて、音を拡散して音が篭らないようにしてくれます。うちではクロストーク改善のために、スピーカーとスピーカーの間には、吸音材とコルクを張り合わせたものを作り、吸音材をスピーカーに向けて設置してあります。音が後ろに下がりますが、その代わりに定位の見通しが非常によくなります。



※記述時の自分の環境

録音:N/D767a→DMS-05→ZED-12FX→PC
再生(スピーカー):PC→AudioPhilleo2→SABRE D18→エルサウンドパッシブプリ→audison LR52 TonflakeTune→ELAC BS52.2(スピーカー変える可能性高し。)
再生(ヘッドホン):PC→AudioPhilleo2→SABRE D18→BialberoεS→UST .sx or EX-29

ポータブル再生:CK4→BialberoProto1→USTイヤホン.sx(プレイヤー変える可能性高し。)

変える可能性というのは金があれば変更するっていう感じです。結構オーディオシステムとしては安いシステムなので気軽に組んでもらえるんじゃないかなと思います。
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