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糞耳仕様、基本的にスペック厨、低音フェチ(超低音はそこまでじゃない)、フラットからかまぼこワイドレンジ好き、雰囲気よりも解像度と定位の良さを好む。その場にいるような音が出ることを理想としている。、基本的にはそんなに高価でないものを中心に集めている。 耳がいい人、お金がある人はもっといいのいくらでもあるのでそっちをどぞー。
ちょっと前から少しずつまとめてた分。
ルームチューニング、制振アイテム
レゾナンスチップRT(本家のサイトに行って、理想的な配置図を提供してもらう事)
fo.Q(機材の筐体のつなぎ目に貼ると効果的。音は硬く、高音ピントがそろう方向です。やりすぎると低音が物足りなくなる可能性あり。)
レゾナンスチップワールド(機材の筐体中心部、側面に貼り付ける。中域が出て、音が伸びやかになりますが、高音ピントも改善します。あまり数貼っても意味がない。)
吸音材(東急ハンズで3センチ厚のものがあるのでそれで十分。厚み足りないなら組み合わせる。)
御影石(そこらへんのホームセンターで売ってる60円のブロックを組み合わせて上下にマットなどを敷くと良い。破片が気に鳴るならオーディオ用を使えばいい。基本的にスピーカーや機材の上下において制動を良くする。)
アクリル両面テープ(100円均一でも売ってる、透明なあれ。振動制御に使える。しかも樹脂なので変な付帯音が少ない。)
AI/F
AudioFire4(設置、性能、デザインともに及第点。)※2012年時
MicroBook2(MOTUの操作性の良さが光る。放送ならこちらが使いやすい。)※2012年時
US-366(放送特化。上記2種は古いのでこれを。音はやや丸い。)※2013年時
プレーヤー
ipodTouch(第4世代の性能は秀逸。Lightningの場合はデジタルが強力なのでDACを挟む必要がでてくる。しかしデジタル出力の質はピカイチ。)
後はAK120や100といった高音質を売りにしたモデルも大量に出てきていますが、そこらへんは好みもあるので聞いてみてください。
ヘッドホンアンプ
BialberoεS (Toneflakeさん、Wagnusさんのところのヘッドホンアンプ。他のアンプが糞にしか聞こえなくなる。1072マイクプリをイメージしてキャラ付けされたディスクリートアンプ。桁違いのレンジ感、タイミングの完璧さ、超低域の圧力感。電池駆動としては異例のレベル。普通に据え置きより音いいから困る。)
VT-25(価格に対するコスパがやばい、アンディクスオーディオのヘッドホンアンプ。真空管を別に購入しないといけないはずだが、管で音がかなり変わるのでお勧めに従ったほうがいいかも。機能的にもなんでも入り。)
ヘッドホン、イヤホン類
EX-29(知られていないが声のモニタリングでは最強。ナローレンジ。密閉ながら、外で音楽を聴いているようなサウンド。)
MDR-CD900ST(言わずと知れた、当時唯一安定していた機種。この音に慣れた人向き。レストアしてずっと使えるプロ機の代表格。音は疲れる。)
K702Wagnusリケーブル
USTイヤホン.sx(今売ってるか微妙だけどフラットで疲れない。イヤホンが苦手でないならこの低域は一聴の価値あり。K702やHD650よりも上流にシビア。特に非力なHPAを使うと高音のにじみがひどくなる。)
STAXの4040以上のユニットに適当な電源ユニット。高くなくてもいい環境が作りやすい。
HD650(駆動難しいが、音楽性だけならトップクラス。そしてコスパの良さもピカイチ。やややわらかい低音。)
DDC
Audiophilleo2(5万と高いが、ケーブルをつながないので非常にジッターが少ない。安定性と高音のピントは秀逸。)
XMOSも悪くないが、高音ピントを考えると電源にシビアでもAP2のほうが同軸を挟まない分有利。内部でつながってる(コンポーネント方式)の場合はこの限りではない。
DAC ※1
POPPULSE PCM1796(自分が使っていたもので、SNR,DNRともに価格からすると非常に良い。低域がやや膨らむし、ハイエンドきっちり嵌らないが、価格考えれば良い選択肢。トランス電源というのが大きい。日本だとオーディオケーブル市場で売ってる。)
SABRE D18(価格が上がるが、普段気軽に音楽を聴く分にはこれ以上を必要としないと思われる。心地よいと言うよりは緻密というのが適切。SNR,クロストークやDNRなど最高レベル。とはいえ、流石にES9018デュアルには劣る。)
吉田苑 HD-01(ES9018とXMOSを組み合わせたUSBDAC。7万とこの構成にしては格安なのでお勧め。吉田苑さんはUSBのクリーン電源も取り扱ってた気がするので一度覗いてみることをお勧めします。)
DN-84766(ヘーゲルの中華コピー。本家と変わらないレベルといわれているが、電源改良の余地ありらしい。4k程度なので最初の一つとしては良い。)
ES9018デュアル機はデジタルの限界レベルの性能を秘めているが、10万からになるので高い。と思う。DA924は100万級、生産完了という入手困難な代物だが、世界最高レベルのモノ。
アンプ
AMP3800等は優秀だが、基本的にはアナログアンプをチューニングするのが良い。自分の場合はLR52というカーオーディオアンプをToneflakeさんに頼んだ。別にコイルを微調整するんならデジタルアンプでもいいんだが、デジタルアンプは低域が見渡しにくい。どうしても各社高音寄りに作るので薄い音になりがち。結局位相まで調整されたものに量産モデルが勝てないというだけ。
スピーカー
可能な限り大きくて再生域の広いものを。ただし密閉型のほうが良い。悪くてもバスレフにすること。フルレンジ一発か、2,3Wayかは聴いた方が早い。声を聴くならフルレンジ一発が良い。中古は安いが個人的には好きではない。自分はELACのBS52.2を使っている。超小型の2Way密閉型で使いやすい。ただし下は足りない。デジタルによるブーストはあまりお勧めしない。デジタルのフィルタはアルゴリズムによっては位相がずれるし、最悪時間軸までずれるので致命的な音質劣化になりかねない。
理想は20-20kHz再生だけど大体無理だから40くらいからでもいい。上は広ければ広いほど定位の面で優位。
密閉は位相ずれがないのでいい音がするんだが、駆動の関係で空気的な抵抗が大きくなりすぎるので箱が大きくないといけないし、バスレフは小型でも低音が出るが、位相が大変なことになるのでいい音にするのが難しい。ここらへんはスリットタイプにするとかいろいろ聞いてみてください。
ケーブル類
Wagnusさんのところのもの。83335Eの千住金属の半田を推奨。
ラダーケーブル。これは高くて取り回しも悪いが、音は素晴らしい。
使い分けるなら上下の伸びはWagnusさん。忠実さではラダーケーブル。基本的には市販品よりガレージ物のほうが安くて音がいいのでツイッターやネットで色々探したほうがいいです。
USB用トランス電源、パッシブボリューム等の小物、電池類
(iFiAudioで高いとか無いとかなら)エルサウンドで作成するのが安上がりで早い。ヤフオクにも出品されていることがある。ケーブルの自作ができるならハム用の電源を流用した直流電源が一番音質的には良い。電圧も遊べて非常に便利。
充電池は三洋のものが一番良い。エネループの放電性能は異次元。充電器は三洋の上位にリフレッシュ機能付があるのでそれが安定。持っている人がいるかどうか分からないが、キムラタンの充電器は非常に性能が良い。ただしエネループが古くなってくると満充電ができなくなるエラーを起こしたという事例も報告されている。キムラタンの持ってないから欲しい。←
コンデンサマイク ※2
MXL2003(特性、ノイズレベル共に最高レベルの完成度を誇る。MXLは低域が早い。かなり使いやすいのでお勧め。)
ベイビーボトルとかもいいんだけど、癖が強いのでお勧めは万能タイプの2003で。ベイビーは小型のシールドカプセルのせいで変な高音の空間成分が乗るのでそこらへんの個性も出る。
ダイナミックマイク ※3
N/D767a(高音が上まで伸びている。イコライザで中域を足す必要あり。愛機。)
e845(低域の柔らかい禅(ゼンハイザー)のマイク。高音が伸びる。非常に滑らか。)
MD431Ⅱ(これまた禅の定番。ただし4万と高価。ポップノイズフィルタなど面白い。)
MXL-R144(超低価格ながら、ダイナミクスが非常にナチュラルに出るリボンマイクという、マイクの一つ。ノイズが多いけど非常にまったりした音がとれる。ただしダイナミックの括りに入るが、コンデンサマイク以上に繊細なので注意。磁界による影響や経年劣化が激しい。ボーカルとして使うならハイが足りないが、ナローなのでこもったりはしない。)
音声フィルタ系機材 ※4
RNC1773(コンプレッサー。多段コンプによる非常に滑らかなコンプ。「市販」コンプ探しに終止符を打つと言われる名機。ただしスルーパスにしても機材自体の音やせが結構ある。よくも悪くも柔らかいサウンド。)
AMATERASなどの低価格機材シリーズのほうがおそらく音はいい。ガレージは信頼が売り上げなので、これはぼったくりだとはっきり分かるところ以外は大丈夫。どっちにしろ市販よりは安くていいものが多い。
電源フィルタ ※5
トランス電源各種。(単純に音質上げたいところにだけ使う。複数つなげるとループして逆に悪化するので注意。KOJOのトランスは有名。)
PST-8D(デジタル用のフィルタつき。PCなどの電源に。上流へのノイズカットとしては最強。)
RGPC 400PRO(ノイズによって失われた力感を取り戻す、フィルタであり、アクティブに音に関与してくる電源。)
TAP MATE(ノイズを抑えて、耐久性も抜群なHCPなタップ。)
8300IG(レビトンのコンセント。高音から低音までがっつり情報量が出る。安いのに超効果的なコンセントの代表。)
※1 DAC
DA924は、SNRこそES9018に劣るが、圧倒的な歪みの無さ、安定性の高さは別次元。ただしヒーター式という名の通り、発熱によっても安定性を出すため、発熱量、消費電力量はかなり高いので注意。それはES9018も同じで、消費電力はチップにしては高い。ただしジッタキラーがついていることが音質的に寄与していると思われ、SNR,歪みもかなり高いレベルでまとまっている。ただし、ジッタキラーが悪さをしているのか、同期外れが起こって音が切れる、出ないという不具合も出ているようだ。USB-DDCがいいものでないならES9018は得策ではないかも知れない。というかES9018は理論上ほぼ限界値のSNRたたき出してるのでノイズが低いとかいうレベルじゃなくてデジタルの限界と言ったほうが正直正しいのだけれども。それでSNRが悪い製品は大体設計が糞。
※2 マイク選びの注意
ハンドマイクとマウントするマイクとがあるが、基本的にはマウントしたほうが音抜けが良い。これはハンドマイクはダイアフラム背面の開口面積が極端に狭くなるので、孔の大きさを考えることによって籠りを減らしている。そこには必ず違和感が残る。また、やや低域が遅く、柔らかくなりやすいのでMIX時に苦労する。明瞭度、繊細さを求めるなら背面も開いたものを。逆に近くで声が出てる感じや、ゴリゴリ押し出したいときはハンドマイクのように裏の開口部が狭いものを選ぶといい。
コンデンサマイクは高音質だが細かい音まで拾いすぎる。宅録では静かに出来ないなら辛い。基本的には声質にあわせるべき。ただしノイマンは結構万能。自分はMXL770を使っている。個人的には安くで信頼してるのはMXLだけ。個性が欲しいならRODEとかを買えばいい。高音はざらつくし、音は保障しないけど。RodeはMIX拒否されることもあるので注意。
※3 ダイナミックマイクに関して。
普通になんでもいい。そんなにいい音のものがそもそもない。ただし音作りが上手いメーカーは多い。シュアーはヘッドホン、イヤホンでも分かるけど音作りのセンスは良いと思う。周波数特性が上まで伸びていれば伸びているほどMIXがし易い。反面、生放送ではノイズがカットできなくて困ることもあるかも。AUDIXはやめたほうがいい。ここは試したことがないものも含まれているので注意。あくまで声質が合うかが重要ということを忘れずに。
※4 機材に関して
市販品ではこれが安くでいいものだが、少し上を目指すなら宮路商会さんのところでToneflakeカスタム品を選ぶとか、ガレージの手でちゃんと特性をチューニングされたものを買うのが一番手っ取り早い。
個人的にはAMATERAS3011とかのシリーズも気になってる。基本的には自分が好きだと思った音に傾倒するのが早いとは思う。自分はToneflakeさんのところに傾倒してる。
ただ、一つ分かって欲しいのは、どんなに優れた回路だろうと、最終的に音質は実装者の実装の知識、技術によるものが一番大きいという事。回路の中で抵抗が大きくなりやすい半田や抵抗の熱雑音などの特性の組み合わせセンスなども問われる。半田づけの上手さもかなり大事。
それから低価格な真空管機材は出来る限り買わない方向を推奨。真空管は特性が滑らかじゃない(厳密には線形で無い)ために回路部分の設計によってある程度補正してやる必要がある。とてもパワフルな方式なのでこの設計で大幅に低域の質も変わる。自分は入力に真空管使うのはあまり好きではなく、あくまで出力の真空管アンプしかお勧めはしない。
※5 電源のアドバイス
トランス電源。出来るだけ容量の大きな(=電圧は機械の指定に合わせて、最大の電流量が必要量の3倍程度ある)電源。自分はアンプにはハム用の直流安定化電源を使用してます。出来るなら左右で分けたほうが音はいいです。電源も。また、直流安定化電源のいいところは電圧を変えられることで、これはアダプタ式の機材に使った際、最も音質が良くなる電圧を探せるという事。ただしこれは0.1Vとかそれ以下の電圧差をいじることになるので、結構根気が必要。定格の電圧を超えないように注意。大体の機材は電圧を上げると音に張りが出る反面、情報量的にはF特の歪みが出てくる分減るイメージ。金管は芯が通るけど、ピアノの情感が無くなったりなど、上げすぎると弊害が出てくる。適度が一番。
以上。ざっくりとしたまとめでした。参考になれば。
録音機材を安くでやろうと思ってるんなら諦めてスカイプマイクにしたほうがいい。かなり音がいい。ノイズレベルは高いし、耐圧弱いけど、それは自分で調整すればいいことだし。
---こっから編集時に書いてます。
上に色々機材描きましたが、優先順位はルームチューニングが一番最初です。機材にあわせて変更は必要ですが、これがしっかりしてると録音も再生もそんなにお金をかけなくてもいい音が楽しめます。
で、その中で一番安上がりに出来るのが、12kと一見高価に見えるレゾナンスチップRTです。普通の壁紙を使っている部屋を想定していて、音を拡散して音が篭らないようにしてくれます。うちではクロストーク改善のために、スピーカーとスピーカーの間には、吸音材とコルクを張り合わせたものを作り、吸音材をスピーカーに向けて設置してあります。音が後ろに下がりますが、その代わりに定位の見通しが非常によくなります。
※記述時の自分の環境
録音:N/D767a→DMS-05→ZED-12FX→PC
再生(スピーカー):PC→AudioPhilleo2→SABRE D18→エルサウンドパッシブプリ→audison LR52 TonflakeTune→ELAC BS52.2(スピーカー変える可能性高し。)
再生(ヘッドホン):PC→AudioPhilleo2→SABRE D18→BialberoεS→UST .sx or EX-29
ポータブル再生:CK4→BialberoProto1→USTイヤホン.sx(プレイヤー変える可能性高し。)
変える可能性というのは金があれば変更するっていう感じです。結構オーディオシステムとしては安いシステムなので気軽に組んでもらえるんじゃないかなと思います。