~蛙が跳ぶ程度の更新速度~
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基本的に機材、ケーブルなど、関連する回路、パーツの数を極限まで減らした上で性能をチューニングされたシステムが最も音が良いという考えかたがどうもプロ現場でも一つの考えかたとしてあり、基本的に俺はこの考えかたに傾倒しているのでこの考えかたの場合のもろもろを。
性能重視っていう考えかたもあるけど大体指標が少ないのであんまりあてにならんと思う。SNRだって測定の仕方で30dB違うんだから数値よりも耳当てにして色々回ったほうが早いと思う。根拠はあんまりない。オーディオは宗教なので結局どういうシステムにするか決めてそれに合った製品を集めたほうがいい。バランスをとれっていうオーディオマニアの人もいるけど、突き抜けた音のほうが愛着がわくし、耳が慣れればそれでいいんですと。
それが高音質なのかと聴かれれば、お前がそう思ってるならそれで良いじゃん。がオーディオなわけです。そんなのお前が考えろよっていう世界なんです。そこでオーディオ誌なるものがあるのかと思いきや、別に中立でもなく、単に売り物を陳列するだけのものなので初心者は高いわ、音は良くないわと手を出さない世界になるわけです。ってな前口上はそろそろ切り上げて。
ここでは高音質をいろんなとこで見聞きしたことを織り交ぜて書いていこうかと思います。
てなわけでまずは雑に羅列。配線、パーツ、回路構成、基盤種類、筐体の質、電源周り、設置とか、ネタがあるものはくだらなくてもちょろちょろ書いていこうかなと思ってます。更新はそんなに出来るほどネタないかも。
・配線関連
基盤の上を配線が通っているものはNG。
まとめられているのもあまりよろしくない。
上2項目の補足で、ノイズに晒されない上に、最短でつながれていること。
曲げ角が大きいと音質が悪くなる。音が遅くなるとの話だったが、コイル的なことなのか曲げによる高周波の距離の変化なのか分からんけど多分前者。後者は無視できると思われ。
・パーツ
構造によって特性が違い、それによって音が変わる。抵抗にしても色んなものがあって、それぞれがフィルタの役割を持つ。一般的には消費電力(発熱)が大きい(=サイズが大きい)ものに良いものが多い。ただし、発熱が大きいと熱雑音が多い。安定性が高いという点で大きいほうが良いが、SNRの点で不利になることも。
生産時の誤差によってパーツの価格帯が変わることがあるが、実際には実装する際に必要な分の中で、もっとも誤差の小さい組み合わせを考えるので、実は安いものでも音がいいものも存在する。ここらへんの検証に関してはNABEさんのサイト(http://nabe.blog.abk.nu/audio-resistor)を参照して欲しい。 ※リンクは抵抗比較
基本は性能よりもまずは選定技術が大事。
コンデンサは振動で性能下がるので面倒だったら放熱かねたボンドみたいな黒いので固めるといいらしいよ。
音って波としては低周波すぎて一つのパーツで出すのって凄く難しいんですよね。とくにスペースが限定されてると特に。
・回路構成
素直な音がいいならパーツは少ないほうがいい。性能を出したいなら抵抗値を抑えた物量をふんだんに盛り込んだ回路がいい。ただし、物量を投入するなら中途半端にしても特性が歪になるのでちゃんと選定すること。相性問題が顕著。
・基盤種類
単純にプリント基板とピッチの基盤があって、プリント基板のほうが大量生産の際に分かり易い。ただしプリント基板は大型化したときや、ノイズの出やすい回路の時にかなり音質が落ちる可能性がある。半田が多くなるのとショートのリスクか、ノイズが出やすくなるリスクかという選択になる。メーカーは大抵プリント基板。楽だけど音は限界があると思う。プリント基板にするなら筐体はいいものにするべき。
・筐体
プラスチック筐体は音響としてはナンセンス。樹脂は振動吸収はいいが、日光による品質変化や、電磁波カットができない。
ただの箱だと思ったら大間違いで、(金属筐体なら)当然電磁波カットの効果がある。
薄いと振動を起こして音質劣化の原因になるため、分厚い筐体が良い。放熱部分がついているものも同様。PCの放熱の効率のいいものは薄いが、PC全体の性能を下げかねないので分厚いほうがいいと思う。(PCオーディオの場合)
薄くてどうしても使いたい機材があるなら、動かした状態で最も振動が激しい部分にfo.Qなどの制振アイテムを使うと効果が出る。
・電源
トランス電源がいい。直流で入れないといけないならハム電源、コンセントならKOJOのものなんかがメジャー。
スイッチングでも能力をそこそこ出せるような回路もあるが、どうしても音の迫力が出ないことが多い。というのは回路の性能というのは結局電源の能力によるからで、これが悪いと回路は安定動作が出来ないという事になり、いい結果はでない。しかもハム用の電源と違い、電圧が自分で設定できないので汎用性も低く、いい音の電圧は温度や機材によって変わるので本来の回路の音が出せないというのが実際のところ。
いい音はまず土台からは回路上でもいえるので200Vなんてくだらないものに手を出さずに、しっかりと安定した電源を使う、家庭のデジタル機器につながるコンセントにはデジタル用のフィルタをつけておくなどの措置をとるほうが大事だと思う。
・設置
床がならないようにする。インシュレーターをかますなど。御影石万能。基本的に部屋でなってもいいのはリスニング位置の背後だけ。左右も大丈夫って話もあるけど、ピントが合わなくなるのでせめて拡散させたほうがいい。
・アンプ駆動
これにも考えかたがあり、アンプの駆動力を最大限に使うためにアンプの出力を最大にして、入力であるパッシブプリ部分でガッツリと音量を絞ってやるという方法がある。これは音をしっかり引き伸ばすので特に音量が大きい、一般的にコンプのかけてある領域の音が素直な音になります。ただし、音量の小さい音の情報は熱雑音と音量的な問題から聞こえにくくなります。情報量よりも雰囲気を大事にするならこれほど自然な音は無いと個人的には思います。
パッシブ時点でのノイズ増加による情報落ちはほぼ熱雑音分のみなので、高SNRのDACを使えば音質的な劣化はほぼ感じられないかと思います。あとは抵抗の質が良ければよいほど音は当然良くなるってくらいでしょうか。
これに対して一般的なのがダンピングファクターの高いアンプを使って、かつ音量を出来る限り絞らなくて済むようにする方法。この方法をとろうとすると、どうしてもフルレンジ1発のスピーカーを使わないとアンプのうまみが得られないため、2Way以上だと眠い音になりがち。その代わりに小音量でも色々な音が情報落ちせずに聞こえるので楽しくは無いが、録音ノイズの発見などでは使いやすい。
・圧縮形式
mp3は基本的にやめたほうがいい。基本的に周波数いじるような圧縮は周波数によっては時間軸ずれるし、そもそもポータブル環境でもない限り俺の糞耳でも音質劣化が分かる。主に音場が失われるのだが、高音のタイミングがずれることによって低域の立ち上がりが変わるから聴感上でも分かるレベルにずれる。どうしても容量が確保できないときと、RADみたいな元から音質糞な音源でもない限りはあまり使わないことを推奨。
WAVがもっとも一般的。最近ではDSDというサンプリング数だけひたすら増やした形式があって、これの音が非常に滑らかで心地よい。もちろん瞬間的な立ち上がりは従来のサンプリングのほうが出るのかもしれないけど、音が常に線形でつながるイメージに近いのはDSD。またーりキキタイかたは是非対応製品でなくともAudioGateかなんかっていうソフトで聴いてみてください。変換かましても音がいいのがわかるので。
・熱管理
オーディオはパーツ各々が熱雑音を持ちます。理論的には冷却されて、一定の温度で全てのパーツが安定化されているのが理想です。が、現実ではそんなシステムは持ち込みができなかったり不便で、メンテナンスも大変なので、常温で使えるようにしてあるのが普通です。
そこで安定化の考えかたとして、アナログなオーディオ回路が最も完成された時期である1980年代のものには、逆に温度上げて一定に管理すれば良いじゃんってな機材が結構多かったわけです。でも熱もてばコンデンサはより振動を強くするし、それを基盤に固定しないといけなかったり、熱雑音が増えてSNRが確保できなかったりとそれ相応のリスクも確実にあったんですね。しかし、音は職人の手でチューニングされてるだけあって流石に素晴らしい音を出しています。
この回路の温度的安定は音の安定にもつながります。当時は今ほどチップの質が良くなく、温度のシフトに対する音質の精度がよろしくなかったことも問題だったのですが、システムを考えるときは温度変化が少なく、かつ風通しの良いところに組むことが大切だと思います。
こんな感じで。思い出したりしたら増えます。なんか結局いつもといってること変わらない気がするけど。なんか他あったかねぇ。。。
性能重視っていう考えかたもあるけど大体指標が少ないのであんまりあてにならんと思う。SNRだって測定の仕方で30dB違うんだから数値よりも耳当てにして色々回ったほうが早いと思う。根拠はあんまりない。オーディオは宗教なので結局どういうシステムにするか決めてそれに合った製品を集めたほうがいい。バランスをとれっていうオーディオマニアの人もいるけど、突き抜けた音のほうが愛着がわくし、耳が慣れればそれでいいんですと。
それが高音質なのかと聴かれれば、お前がそう思ってるならそれで良いじゃん。がオーディオなわけです。そんなのお前が考えろよっていう世界なんです。そこでオーディオ誌なるものがあるのかと思いきや、別に中立でもなく、単に売り物を陳列するだけのものなので初心者は高いわ、音は良くないわと手を出さない世界になるわけです。ってな前口上はそろそろ切り上げて。
ここでは高音質をいろんなとこで見聞きしたことを織り交ぜて書いていこうかと思います。
てなわけでまずは雑に羅列。配線、パーツ、回路構成、基盤種類、筐体の質、電源周り、設置とか、ネタがあるものはくだらなくてもちょろちょろ書いていこうかなと思ってます。更新はそんなに出来るほどネタないかも。
・配線関連
基盤の上を配線が通っているものはNG。
まとめられているのもあまりよろしくない。
上2項目の補足で、ノイズに晒されない上に、最短でつながれていること。
曲げ角が大きいと音質が悪くなる。音が遅くなるとの話だったが、コイル的なことなのか曲げによる高周波の距離の変化なのか分からんけど多分前者。後者は無視できると思われ。
・パーツ
構造によって特性が違い、それによって音が変わる。抵抗にしても色んなものがあって、それぞれがフィルタの役割を持つ。一般的には消費電力(発熱)が大きい(=サイズが大きい)ものに良いものが多い。ただし、発熱が大きいと熱雑音が多い。安定性が高いという点で大きいほうが良いが、SNRの点で不利になることも。
生産時の誤差によってパーツの価格帯が変わることがあるが、実際には実装する際に必要な分の中で、もっとも誤差の小さい組み合わせを考えるので、実は安いものでも音がいいものも存在する。ここらへんの検証に関してはNABEさんのサイト(http://nabe.blog.abk.nu/audio-resistor)を参照して欲しい。 ※リンクは抵抗比較
基本は性能よりもまずは選定技術が大事。
コンデンサは振動で性能下がるので面倒だったら放熱かねたボンドみたいな黒いので固めるといいらしいよ。
音って波としては低周波すぎて一つのパーツで出すのって凄く難しいんですよね。とくにスペースが限定されてると特に。
・回路構成
素直な音がいいならパーツは少ないほうがいい。性能を出したいなら抵抗値を抑えた物量をふんだんに盛り込んだ回路がいい。ただし、物量を投入するなら中途半端にしても特性が歪になるのでちゃんと選定すること。相性問題が顕著。
・基盤種類
単純にプリント基板とピッチの基盤があって、プリント基板のほうが大量生産の際に分かり易い。ただしプリント基板は大型化したときや、ノイズの出やすい回路の時にかなり音質が落ちる可能性がある。半田が多くなるのとショートのリスクか、ノイズが出やすくなるリスクかという選択になる。メーカーは大抵プリント基板。楽だけど音は限界があると思う。プリント基板にするなら筐体はいいものにするべき。
・筐体
プラスチック筐体は音響としてはナンセンス。樹脂は振動吸収はいいが、日光による品質変化や、電磁波カットができない。
ただの箱だと思ったら大間違いで、(金属筐体なら)当然電磁波カットの効果がある。
薄いと振動を起こして音質劣化の原因になるため、分厚い筐体が良い。放熱部分がついているものも同様。PCの放熱の効率のいいものは薄いが、PC全体の性能を下げかねないので分厚いほうがいいと思う。(PCオーディオの場合)
薄くてどうしても使いたい機材があるなら、動かした状態で最も振動が激しい部分にfo.Qなどの制振アイテムを使うと効果が出る。
・電源
トランス電源がいい。直流で入れないといけないならハム電源、コンセントならKOJOのものなんかがメジャー。
スイッチングでも能力をそこそこ出せるような回路もあるが、どうしても音の迫力が出ないことが多い。というのは回路の性能というのは結局電源の能力によるからで、これが悪いと回路は安定動作が出来ないという事になり、いい結果はでない。しかもハム用の電源と違い、電圧が自分で設定できないので汎用性も低く、いい音の電圧は温度や機材によって変わるので本来の回路の音が出せないというのが実際のところ。
いい音はまず土台からは回路上でもいえるので200Vなんてくだらないものに手を出さずに、しっかりと安定した電源を使う、家庭のデジタル機器につながるコンセントにはデジタル用のフィルタをつけておくなどの措置をとるほうが大事だと思う。
・設置
床がならないようにする。インシュレーターをかますなど。御影石万能。基本的に部屋でなってもいいのはリスニング位置の背後だけ。左右も大丈夫って話もあるけど、ピントが合わなくなるのでせめて拡散させたほうがいい。
・アンプ駆動
これにも考えかたがあり、アンプの駆動力を最大限に使うためにアンプの出力を最大にして、入力であるパッシブプリ部分でガッツリと音量を絞ってやるという方法がある。これは音をしっかり引き伸ばすので特に音量が大きい、一般的にコンプのかけてある領域の音が素直な音になります。ただし、音量の小さい音の情報は熱雑音と音量的な問題から聞こえにくくなります。情報量よりも雰囲気を大事にするならこれほど自然な音は無いと個人的には思います。
パッシブ時点でのノイズ増加による情報落ちはほぼ熱雑音分のみなので、高SNRのDACを使えば音質的な劣化はほぼ感じられないかと思います。あとは抵抗の質が良ければよいほど音は当然良くなるってくらいでしょうか。
これに対して一般的なのがダンピングファクターの高いアンプを使って、かつ音量を出来る限り絞らなくて済むようにする方法。この方法をとろうとすると、どうしてもフルレンジ1発のスピーカーを使わないとアンプのうまみが得られないため、2Way以上だと眠い音になりがち。その代わりに小音量でも色々な音が情報落ちせずに聞こえるので楽しくは無いが、録音ノイズの発見などでは使いやすい。
・圧縮形式
mp3は基本的にやめたほうがいい。基本的に周波数いじるような圧縮は周波数によっては時間軸ずれるし、そもそもポータブル環境でもない限り俺の糞耳でも音質劣化が分かる。主に音場が失われるのだが、高音のタイミングがずれることによって低域の立ち上がりが変わるから聴感上でも分かるレベルにずれる。どうしても容量が確保できないときと、RADみたいな元から音質糞な音源でもない限りはあまり使わないことを推奨。
WAVがもっとも一般的。最近ではDSDというサンプリング数だけひたすら増やした形式があって、これの音が非常に滑らかで心地よい。もちろん瞬間的な立ち上がりは従来のサンプリングのほうが出るのかもしれないけど、音が常に線形でつながるイメージに近いのはDSD。またーりキキタイかたは是非対応製品でなくともAudioGateかなんかっていうソフトで聴いてみてください。変換かましても音がいいのがわかるので。
・熱管理
オーディオはパーツ各々が熱雑音を持ちます。理論的には冷却されて、一定の温度で全てのパーツが安定化されているのが理想です。が、現実ではそんなシステムは持ち込みができなかったり不便で、メンテナンスも大変なので、常温で使えるようにしてあるのが普通です。
そこで安定化の考えかたとして、アナログなオーディオ回路が最も完成された時期である1980年代のものには、逆に温度上げて一定に管理すれば良いじゃんってな機材が結構多かったわけです。でも熱もてばコンデンサはより振動を強くするし、それを基盤に固定しないといけなかったり、熱雑音が増えてSNRが確保できなかったりとそれ相応のリスクも確実にあったんですね。しかし、音は職人の手でチューニングされてるだけあって流石に素晴らしい音を出しています。
この回路の温度的安定は音の安定にもつながります。当時は今ほどチップの質が良くなく、温度のシフトに対する音質の精度がよろしくなかったことも問題だったのですが、システムを考えるときは温度変化が少なく、かつ風通しの良いところに組むことが大切だと思います。
こんな感じで。思い出したりしたら増えます。なんか結局いつもといってること変わらない気がするけど。なんか他あったかねぇ。。。
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