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PlayPcmWin、BugHeadEmperor、WaveFilePlayer、Foobar2000+JPlay の4つを試した結果。

今回Fidelizerは試してません。よって再生環境を同じレベルに抑えるためにJPLAYの再生以外の機能を落とすという処理は適応してません。

個人的に音質の評価結果としては最初の4つを示した順番です。補足はまた後ほど。

PlayPcmWin は完璧ですね。情報量があり、かつ全ての音が前に出てきて、ピントも秀逸。左右分離がもっとも的確で、音色も違和感がないです。高音もヒステリックさはなく、やや上の伸びはないかなとは思いますが、まさにリファレンスとして良い音ですね。排他モードでその本来の姿を現すので、やや使いにくい場面もあります。

BugHeadEmperor は音傾向をいろいろ変えられるので面白いプレーヤーです。元の再生能力も高く、素の再生でもASIOを使った再生に引けをとりません。アップサンプリングに個性があるので、使うと面白いのですが、整数倍しか対応せず、アップすると音量を下げる必要があったりと中々曲者です。しかしこれひとつあればあらゆるジャンルにフィットできていいプレーヤーだと思います。

WaveFilePlayer はまさに緻密に鳴らしてくれるという表現がぴったりのプレーヤーです。高音が非常に綺麗に伸びます。が、どうもヒステリックな部分も引き出してしまうようで、美味しい部分もあるけど、汚い部分も存分に引き出してしまう印象です。個人的には音楽的ではないかなという印象。やや高音がきつい感じをうけました。たまに使うくらいでいいでしょう。良くも悪くもベールを剥ぎ取ってしまう印象。

Foobar2000+JPlay はFoobarの色が濃いのか、音が薄いですね。後一歩足りません。動作はJPlayをASIOとして利用した再生です。Foobarは綺麗ですが音が非常に薄くてピントがイマイチはっきりしません。そこに迫力のあるJPLAYを足したのですが、結果は中域上あたりにすっぽ抜けるスポットがありますね。そこだけダイナミクスを感じないのでバランスが崩れています。おそらく他のソフトならまた変わると思うのですが、試して音が良かったときが大変なので手が出ません。


さて、順位的には4つの中で一番下でしたが、どちらにしてもJPlayは存在感を示しました。同時にフリーのASIO4ALLがどれだけ音質的に優れているか良く分かる結果でもあります。音は薄いですがバランスが良く、どちらのASIOも将来性がありますね。面白い結果です。

また、先にデータを読み込むというのも音質にかなり影響しているのではないかという可能性を感じました。前々からDAWソフトは音がいいといわれてるのですが、そのメリットの一つはASIO、もう一つが読み込みなんですよね。これがどう影響するかというと、オーディオでは機材にかかる負荷を最小にする(=アースノイズを最小化する)のが最も高音質というのがあり、オーディオはこの負荷を全ての機器で共有して上乗せしあうのでこのノイズが一定でないときに音質が劣化すると考えられているところがあります。

この先に読み込む機能を持っているのが上位3つのソフトで、先にメモリにデータを展開して、読み込み負荷を下げる効果があるんじゃないかと思うのですが、それに反してBugHeadEmperorでは展開したデータに処理を加えているわけで、処理は重くなっているんですよね。それでもさほどということはどこまでノイズが関係してるのか、などといろいろ難しい問題があるんですが、検証方法がイマイチ思いつきませんね。何か良い方法知ってる方、コメントしていただけると幸いです。


まだ試していないソフトにHQPLAYERがあるんですが、これがJPLAYとも連携できるみたいなんですよね。ただこの場合両方ともトライアル版はありますが有料ソフトなんですよね。そう考えるとソフトはフリー(機材は低価格)で高音質を実現したいという今のうちの再生環境というか、金銭事情を考えるとちょっと違うんですよね。

ってなわけでハイエンドはお金のある方にまかせてうちはまったり中級でやっていこうかなと思ってます。こういうソフトあるよっていう情報あるかたもぜひコメントいただけると幸いです。そんな感じで。では。
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タイトルどおりです。主にスピーカー調整です。羅列的に書いていきます。

 スピーカーのドライバを固定しているトルクをカンカンの状態まで閉めて、1/4だけ戻します。全てのトルクを均等にします。で、その状態で音だししながら音の繋がりが綺麗になるまで微調整します。

 スピーカーの上に固くて重いものを置いて前後に動きにくくします。音が明瞭になるが、響きがにごることがあるので、スピーカー前側の端にインシュレーターを介して置くと比較的音質の劣化を抑えて調整できる。インシュレーターの説明は後ほど。

 スピーカー背面の端子にFo.Qか、レゾナンスチップを貼り付けて、微小振動を吸収しておく。この微小振動があると、内部コンデンサにも影響しあい、高音減衰で音が鈍る。また、スピーカーを空けることがあれば、ネットワーク回りの埃などは掃除しておくといい。埃がつくことでショートのリスクが出てくる上、ショートするということは別回路として埃が認識されているということなので、ノイズの原因となる。


 スピーカーの周りの吸音、遮音は重要だが、案外スピーカーの上下を考えない人が多い。スピーカー下の定常波を拡散するだけで、中域下の篭りをかなり改善できる。砂利を敷いたり、木片を置いたりと色々な対策がある。

 スペースがあれば出来るだけ左右は離す。ただし、スピーカーにはリーチがあって、低域が急激に減衰する距離というのがある。なのでその低域バランスを取れる距離内で行う。スペースが無い場合はウッドパネルなどを用いて反射音の角度を調整して、位相や左右のバランスをとるんだが、左右を区切る形で設置する位相調整パネル、スピーカーと壁の間において、空間を引き伸ばすための拡散パネルがあります。位相調整パネルの更に内側にはシルクなどで吸音を行います。

 吸音と拡散によってどういう音の調整をするかというと、高音は吸収しやすく、低音はしにくいということを使って、高音は吸収し、低音は耳に入るまでの距離を出来るだけ長くしてやる、ということです。高音はアクティブに吸収し、低音は距離によって音量が落ちるように吸音と拡散のバランスを整えるのが調音です。これによってパノラマ的な音質調整が出来るわけです。

 次に上下方向の調音なのですが、実は余りやることがないです。床にカーペット敷くといいというのもありますが、あれはかなりスピーカーによります。大体悪影響でます。解決策に天井にレゾナンスチップや、発泡スチロールを貼り付けるというものです。流石にホールのあの心地よいエコーは部屋では天井足りなくて出ません。どっちにしろ5m程度で、タイルの壁がないと実現不可能かと思います。


 インシュレーターは四角いタイプと、接点が少ない球体、フローティング、スパイクと受けのセットのタイプがあるんですが、スパイクと受けのものが調整をする上で楽です。理由は筐体表面の振動を吸収する上でスパイクを下に向けて設置するのが一番振動をスピーカーから吸収できるからです。逆にするとスピーカーに振動が入っていきます。

 代表的なインシュレーターで、かつ私が使えると思っているものは、スパイクでは水晶、(つなぎ目のない)ガラス、真鍮、マグネシウムあたりかなと思います。受けは真鍮やマグネシウムかと思います。アルミがだめなのは重量が足りないからです。アルミを使う場合は大型の受けと紙を受けの下に挟みこむ必要があります。

 インシュレーターの下にウッドブロックを挟むのが一般的なんですが、なぜかというと、スピーカーの音をインシュレーターで吸って、その振動はインシュレーター下のアイテムで音となって加わるんです。要するに下のアイテムが鳴るので、その一番鳴るところに美味しいアイテムを置くという考えです。(3つなり4つなり)目の揃ったものを使うと恐ろしく濃厚な音になります。お勧めはあっさりしている桜や、低域がやわらかく深みのある黒檀、低音が絞まり高音がピンとはりつめるブビンガです。好みで使い分けてください。

 そしてウッドブロックの下のアイテムは個性の少ないものや、吸音されたアイテムがいいと思います。端にFo.Qを貼り付けた御影石や、MDF板のボードなど。MDFは個性少なく、びびったりしにくいのでオーディオボードとして優秀です。調整に使うのは向かないので、振動して欲しくない、安くで質のいいものを使いたい方にお勧めです。(要するにボードにはいいけどスピーカーに使うには響きが足りない)

 使いやすい木材に耐水もあるていどあるパイン集成材があるんですが、これは軽い性で中域から下にかけてかなりこもった音になるのであまりお勧めしません。


 機材の振動モードに関してはレゾナンスチップを筐体中央に、端にFo.Qを貼るというのは変わらないです。ベースにMDFやFo.Qを貼った御影石を。ゴム等の足は金属足に変えるほうがいいです。あるいはアクリル両面テープなど樹脂系に変えたほうがいいです。ブチルゴムは薄膜で用いることが多いので多少扱いにくいですが、ゴムでは最もオーディオ向きです。

 端子とヒューズの振動は徹底的に排除。同様の理論から、保持性の高いコンセントに交換してください。レビトンのコンセントは非常にいいです。今の機材のチューニングをする前に一度コンセント交換してみてください。世界が変わります。一番安くで出来る最も長期間使えて、効果的な機材導入です。




ざっくりこんな感じです。まだまだノウハウ貯めている途中ですが、高い機材買い替えていくよりも頭で考えて、実際に試して、アクセサリの代替品になるものを作ったり見つけたりして色々試していくほうが遥かに面白く、いい音が出ます。トライ&エラーが基本ですが、ノウハウの前に物理現象なので頭で考えて、アナログ的に調整を施していけばデジタルでも音が変わるところがあるのは自明であることが多いですし、機材負荷とか少し視野を広げてみてもらえるといいかなと思います。

ケーブルとかも安物でもいいんですけど、安物を自分で改造して理論的に美味しいものにするとか、そういう努力が必要なんですよね。デジタル回路でもミクロで見れば時間応答のアナログ回路ですし、そういう電圧とかの関係って結構大事です。

後は~使ってるから良い音 じゃなくて、結局は装置もサウンドメイクの技術者の腕だし、そういう意味でオーディオシステムもあなたの腕しだいなんですよね。

そんな感じで。では。
録音環境向上計画。ゆっくり更新するかも。忘れてなければ。基本的には再生にも応用できる話です。

色々考えるの面倒な人はスカイプマイクでマイキング極めればいいと思う。耐圧ないので離れることになって、低域足りずに再録という流れが苦にならなければ問題ないかとは思う。SNR、音質的には割と十分。


電源

・家の中のテレビなどデジタル家電、エアコンや冷蔵庫周りにオーディオ帯域にかからない、工業用のフィルタを挟むと良い。(つまり高周波のノイズを押さえ込む)
・オーディオインターフェースはアダプタで動作させる。バスパワーではやらない。
・USB動作の機器も、可能ならUSB用のアイソレータを使ってノイズの流入を防ぐ。
・自室にもPC等のデジタル用コンセント、アナログ用コンセントで分けること推奨。(効果がないとの見方もあるが、後々トランスの導入などをしたときに楽。)


オーディオインターフェース選定

・16ビット録音ならADCのSNRが100以上あれば良い。大体限界値が110ほど。(低価格ではECHOやE-MU、RMEなど)
・内部処理のDSPのビット数は多いほうが良い。32ビット以上、理想は64ビット。(高BIT代表はマッキーのオニキスなど)
・ミキサーは出来るなら無いほうが良いが、必要であれば出来るだけ小さい構成が好ましい。
・内部処理でリアルタイムにエフェクトが動くと便利。質は内部処理のビット数、アルゴリズムに依存。(MOTUが代表的)
・マイクプリは重要だが、聴いてみないとわからない。(買ってみないと分からない。)キャラクターが欲しいならあとから新しく買うか、マイクのキャラクターに頼るほうが早い。


ケーブル

・市販品を買わない。高い、抵抗も高い、変な装飾がつくことで音にも色がつく。いいことが無い。(自分はWagnusやラダーをお勧めしている。)
・半田は出来るだけ色がでないものを。(自分は千住の半田をお勧めしている。)


マイク

・自分の声にあっているのが一番だとは言うが、基本はフラットに取れてないとあとで処理をかけにくい。(自分の声を客観的に見るためにもフラットなものを。)
・特性は勿論位相も揃っていて、かつパーツの点数が少ないほうが音が良い。
・コンデンサは特に金属膜の厚みが一定など、ここらへんの質が最重要。(Rodeや中国製はここがダメなものが多い)
・録音するなら最低でも13kHzまでは波形でフラットに出ていないと使えない。部屋的な理由でダイナミック選ぶ時は注意。


録音時の注意(ソフト編)

・関係ないソフトは落とす(閉じる)。常駐のすかいぷなども落としておく。事故防止と、音質劣化を最小限に。(録音ソフトが正常に動くならFidelizerなどで関係ないソフトを落としたり音響用の割り込み精度をあげるのも良い。)
・OSミキサーを通さないように気をつける。(録音専用のソフトだったりDTMソフトを使っていれば問題ない)
・音量は割れないギリギリのラインまでがっつり上げる。コンプのかけどりは出来る限りしない。
・録音時のオケ再生音量は決めておく。(歌いやすさの問題)


録音時の注意(設置と簡単なコツ編)

・部屋の隅に向かって壁から45度になるように立って立つ。壁から1mほどの距離がいい。
・壁には木材を立てかけて乱反射させたり、吸音材をマイクの後ろに置くといい。(吸音材は壁からはなした方が効果が出る。吸音材はハンズ、木材は端材の重いのを買ってくるといい。)
・自分の後ろには出来るだけ多くの布団を設置する。
・鼻よりちょっと高い位置にマイクを設置する。マイクには近づくけど、意識は隅の目線の高さの一点に音を飛ばす感じで。(力ぬいて、音量出すときはマイクから少し離れる)


準備(歌ってみたの場合)

・歌詞を覚えてラフミックス用音源を数テイクほど取る。
・自分でMIXしない人はそれを聴いてどういうのがいいか方向性を決めて、完成テイクをとってMIXする人に渡す。(詳しくは歌ってみたWIKIなどを参照、MIXERに問い合わせのこと。)
・自分でMIXする人はそれを切り貼りしてラフミックスを作る。それを目標に練習して完成テイクをとってMIXする。



スタートアップ構成例(記述現在)

・ECHO AUDIOFIRE4 → Wagnus 83335E千住半田ケーブル → MXL MXL2003A
・MOTU MICROBOOK2 → 以降同上

色々あるけど入手性と価格の関係からここらへんがおすすめ。インターフェースもマイクもお勧めは結構してしまうので。RodeマイクはSNRに騙される人多いですが辞めてください。あとはPAでもないのにシュアーマイクも辞めたほうが無難です。

細かく見ればもちろん端子のメッキとか電源ケーブルとかいろんな要素があるんですが、今回はスターター用の企画ってことでなしで。
基本的には家庭外のノイズは家庭にひっぱる時点の変圧によってほとんどなくなる。ただし地域の人口によっては無視できない程度に残る可能性もある。

家庭内での電源の質の劣化が主たるオーディオ問題の一つ。アナログのものはトランス電源を搭載しているモデルなら問題なかったが、最近はデジタルが主なので、デジタルフィルタをもったタップをデジタル機器の電源に使う必要がある。これによって簡易に高音質化(=実質的には普通になっただけ)が出来るが、デジタルフィルターも性能は価格なり。

中にはファインメットチョークを筆頭に、フェライトコアなどをつけることを推奨する動きもあるが、地味に必要数が多すぎて高いクリーン電源を一つ導入するのが手っ取り早いと思われる。KOJOの製品は素晴らしい。

ケーブルの端子部分は徹底的に振動を防止する方向に持っていくのが良い。高音の位相がそろうのか、周波数特性が変わるのか、実際のところは測定していないし、電源部分を測定しても分からんと思うのでおいておくが、明らかに音が安定する。滲みが無くなる。

また、アースを落とした電源をとった際にもループしないように注意しながら、サージフィルタなどのついたタップを使うといい。最近だとアースはデジタル回路の多い機材のほうが都合がいい気がする。アナログをつなぐとハムノイズが入るだけだと思う。

トランス自体が振動するのでとにかくダンプ。振動を押さえ込む。筐体の薄いところも徹底的に。

正直家電だろうが、安物コンポだろうが、電源さえしっかり詰めれば高級品と回路そんなに変わらないから対抗できる。高級機だって、5万くらいのぐちゃぐちゃした電源部分8割に、すっきり部品点数の少ない5kくらいの音響回路2割の筐体配分、だなんて日常茶飯な出来事なわけです。DDC、USBコントローラ、DAC、ヘッドホンアンプ回路があって電源と同じ体積の筐体しか使わないことからもどれだけオーディオ回路を安定させるために大型の電源が必要かがわかるだろうという話。

正直言い音のオーディオが大きくなるのはこの電源の大型化が原因だと思います。大電量を流すことによって安定動作させ、かつノイズの影響を受けにくくしたり、いらない電気を捨てることによって良い音を生み出してるわけです。だからいい音響回路は電源は大きく、オーディオ回路自体は小さくなっていきます。謎現象ですが、信号には熱雑音やコンデンサ効果を出来るだけ乗せないということです。


前から書いていますが、回路というのは電圧によって動作がかなり変わります。温度によっても変わります。何が変わるかは用途によりますが、オーディオだったら高音の位相はもちろん、周波数特性も大きく変わります。高音位相は低音の質感に影響を与えるので大きな音質改善をもたらします。



ハム対策をしたトランス電源をアナログ回路に。デジタル機器はデジタルフィルタをつけて、出来ればトランスを。ここらへんが大体の高音質化の対策だと思います。


一つフィルタなりを挟むとそれ以降は出来るだけ挟まないで、振動の少ないタップを使ってやるのがいいと思います。高音質タップに関してはネットにいろいろ自作の情報などがあると思うのでぜひ調べてみてください。


にわか知識だけど合ってるのかな?どのくらい合ってるか答え合わせしたいところだけど。とりあえず俺は師匠をもつべきだなぁ。関西圏で凄い人に出会いたい。どこに出かけたらホームオーディオの集まりに参加できるのかさっぱり分からんけどもw

オーディオは好き嫌いの世界というけど、やっぱり大前提に音楽が鳴っている。その上で音楽性にあっているという話だと思うので、電源はF1マシン並みにガチガチに固めていいものだと思うんです。

ただ、その考えで行くと端子の締め付けが強いほうがいいんじゃないかと勘違いする人もいるので、絞めすぎは逆に悪化するという話もいろいろな考慮事項があるんですね。そこらへんを色々試行錯誤しつつやっていくのがオーディオなので、楽しんでいければ良いですよね。




オーディオの面白いところは電源トランス変えても分からんかったけど、電源ケーブル変えたら変わるという人が居たり、例えば低能率SPを使ってる人が「ケーブルで音なんかカワンネェよバーカ」といいつつ、「ドライバのF特が」なんて話をしたり、高能率SPを使ってる人が「ケーブルで音質調整しないと。ドライバの特性をどうやっていじろう」なんて、同じF特を扱ってるはずなのに、アプローチが別になったり、オーディオにはベースになる理論が必要になるんですよね。そこをじっくりと堪能していきたいなと思います。


このブログはある意味自分の成長過程を残してるような形なので、ぜひ突っ込みやここはそうじゃないだろっていうのをぶつけていただけると調べることが増えて助かります。よろしくお願いします。
 まず簡単に。構造ですが、セラミック軸に金属膜などを蒸着したりするのが一般的。この膜に切れ目をいれて、電気が流れる距離を調節することによって抵抗を調整する。ここで電気が流れる道筋が螺旋状になるのでここにコイルの効果が出来る。よってこの半径が大きければ大きいほど早く高周波のカットオフが始まる。また、膜の厚みが厚いと放熱の部分で不利になり、熱雑音が大きくなりやすい他、抵抗値にばらつきが出やすくなる。抵抗値が大きければ大きいほど高周波のインピーダンスが大きくなり、高音が落ちる。


上記のことから、良い抵抗の定義は大まかに

・半径の小さい抵抗であること
・膜が薄いこと
・用途に適した範囲で、抵抗値が小さい

といえる。

で、抵抗にはどんなのがあるのか。大まかにカーボン、金属皮膜、酸化金属皮膜、巻き線、箔(板)抵抗や、セメントなどが代表的。以下、オーディオ的な観点での一般的な特徴。ここは調べれば出るのでざっくり。

・カーボン

 安価に作れるからという理由。ノイズ、ハイ落ちが大きく、色づけが多い。音に直接触れる部分に使えるものはかなり少なく、それなりの価格になる。

・金属皮膜

 ノイズが少なく、安定的。ハイ落ちはあるがコストパフォーマンスはピカイチ。安価なものでも信号ラインに使えるレベルのものが多い。

・酸化皮膜

 高耐久。金被よりはノイズが多いが、カーボンほど悪くはない。

・巻き線

 いろいろある。中でも無誘導巻き線というものだけが存在価値あり。無誘導ならF特だけが変わり、位相などの味付けがすくないので音質が良い。線が細いので断線し易い。

・箔抵抗

 究極的な抵抗。ただし外部ノイズに弱い。特性は恐ろしくフラット。抵抗分のハイ落ち以外ほぼない。



と大まかに特徴を挙げたが、抵抗といってもケーブルをぐるぐる巻きにしてあるのに近いので、当然外部皮膜は少ないほうが音質的には素直。ただし指で触れたりすると抵抗値変わったり、酸化しやすくなるので長期的な使用を前提とするなら皮膜はあったほうがいいのでトレードオフ。

また、抵抗にもサーミスタという環境によって抵抗値の変わるものがあり、フォトカプラや温度計などに使われたりする。フォトカプラは光ボリュームとして接点抵抗なしに、かつパッシブのまま、外部電源を用いて音量を調整できる。が、動作不安定なので実際に音がいいかは微妙なライン。

光ボリュームは接点抵抗がないのでオーディオとしてはかなり良いらしい。が、安定動作が難しいためにまともな製品は10万から。パーツ自体は安いし、回路自体も一般的なものなのだが、複数のパーツを組み合わせるために選定が難しい。



とりま今回こんなもんで。あんまりまだまとまってない。

参考URL:
http://nabe.blog.abk.nu/audio-resistor
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