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ということでタイトルどおりヘッドホン祭り2013春の一部のものの情報がでてきたわけですが、その主なものはiFi-AudioのiLinkですが、どうやら同社はヘッドホンアンプとしても今最もホットな10台に入選したらしく、内容としては低価格でありながらA級動作、回路選択式という贅沢なもので、考えかたが非常に面白く、柔らかい音を目指しているメーカーで、日本の市場に出しながら、非常にヨーロッパ的というか、そういう意味で日本のオーディオ市場において、低価格帯の雄となりうるメーカーという意見も見られ始めていますね。

さて、このiLink。ハイゲインのデジタル出力や、ハイサンプリング状態のクロックに照らし合わせることによって、クロックの揺らぎを低減し、さらにハイゲインにしてやることで、デジタル伝送の際のジッタ増大を防ぐという考えのものです。

ん?ハイゲインにして何が変わるんだよ。と思うかも知れませんが、電圧の上昇には時間がかかるんですが、この立ち上がり時間はエネルギーがデカイほど短くなっていくんです。で、これをやたら大きなエネルギーにしてやって、誤動作する電圧ぶぶんをカットしてやればいい。(カットしてるかはワシは知らんです。)とまぁ、こういう訳です。これで電圧が上がることによるノイズへの強さと、ジッタ抑制の二つを同時に満たすことが出来るというわけです。

ただし、これには問題もあって、近年の風潮というかなんというか。低い電圧での伝送を基本とするチップが多くなってしまって、DACによっては認識しないこともあるんです。でも、このメーカーの凄いところはA級回路切り替え式のアンプでも分かるように、当然そういう部分への対策もしてあって、ハイゲインとノーマルデジタル伝送の二つを搭載しています。また、クロックの精密化を行っても、後段のものによっては干渉することがあるんです。

例えばESS9018は結構我侭なチップでジッタキラーをONにすると前段との相性問題を良く起こして動作不良を起こすというマジキチチップなわけですが、音質は化け物クラスなわけで、ハイエンドに使われるようになってきました。

そんな機器にも対応できるのがこの製品の使いやすさだと思います。
個人的には今使っているAudioPhilleo2とジッター、ノイズ耐性の勝負をして欲しいところ。でなければ優位性が理論的に実証できないし、音が変わってもプラシーボな訳です。というわけで祭りのあと、5月11日あたりが気になるところ。


あとは先送り先送りになってたHM-901がやっとお披露目という話もありますね。こいつはESS9018をリナックスベースで動かすという、何も足さない音を目指していて、非常に気になるところ。聴いてみたいけど数出回らないだろうなとは思う。

と、実はあんまり調べてなくて、とりあえずWagnus新作ケーブルなんかなど、当日の発表物に期待しているところです。なのでHPF関連はここまでで、ちょいと愚痴をば。


ジッター測定データが出ないと有利かどうかが分からないと書いたんですが、色々反論があると思いますので。

ジッターに関しては一定ライン以下になると分からなくなるとの話もあるので、デジタル部分のノイズという可能性があるんですが、それに関してはUSBが一番怪しいところでして、なぜ怪しいかというと、USBというのはDが3.3Vの時にか、認識して3.3Vになるのか忘れましたが、要するに、どこの家庭でもPCのUSB出力はどうも整合性がハード的に取れていない可能性が高いという話です。汎用機器なんでハード的にもかなり雑なんだと思うんですが、ちょっとオーディオ好きとしてはかなり微妙な話。

iFiAudioの面白いところはiUSBとiLinkの二つをPCオーディオ用途に出しています。日本でこういう方向性をもつのはラトックくらいのものですので、日本の市場での選択肢としての重みは中々大きいと思います。ラトックは複合機を得意とするのですが、iFiは専用機を好むのが違いです。専用機ですが、回路はいくつか積んであり、オーディオを楽しむということを純粋に考えられた面白い構成だと思います。

というところで、今回の目玉はこのiLinkと個人的には思っているわけですが、そろそろ各社2年前くらいのチップに関してノウハウが貯まってきたことでしょう。ESS9018も普及が近いかもしれません。ポータブルでの問題は良質な電源を持つ製品が非常に少ないということです。動作電圧というのは機材にとって音質を大きく作用するものなのですが、ここらへんの調整をしていないメーカーが多い。リチウム電池は癖が少ないんですが、同時にデジタルアンプのような粘りのない、音楽性のない音になりがちなんですよね。インパクトがないわけじゃないし、電圧もとれるんですが、エネループの電圧降下の無さを見るとサンヨー(今はパナになったのかな?)セルを使わないとまともな音でないなぁと測定データ的にも感じるんですよね。

ポータブルってやっぱりその名の通り、小型にするために出来るだけ回路省くために電池やめて、専用充電池にしてる。でもそのお陰で面積をとる電源を綺麗にする大型のコンデンサなんかはもちろん使えないし、電気を捨ててまで綺麗にしてたら再生時間で買ってもらえない。A級動作は音がいいけど(ドライブ力のある設計はしやすいけど)お金はかかるし、何より発熱と消費電力がでかいし、これもアウト。

そうなったらチープな電源にD級回路になっちゃうって話で。フルデジタルイヤホンとかが実現すればそりゃまた別の話だけど、あれだって実際には強力な電源回路は必要になるんだから。高音質化っていってソフトでごまかすくらいなら電源ワンランク挙げたらいいのにと思ったりしてます。

いい音って何?っていうひとは一度STAXの試聴に行って、家のシステムを聴いてみるといいと思います。スタックスのほうが音数も臨場感も上だときっと感じるから。正直20万スピーカーシステムに金をだすならスタックスに10万出したほうが気軽にいい音を聴けると思います。DACは必要ですけどね。しかし簡単なシステム作るなら安いUSBDAC使えばいいような気が。iDACがどの程度のものか分からないですが、悪くはないと思います。

とりあえず呑んだせいで読み返す気にもならないのでこんな感じで。
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