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非常に散漫な感じだけれど。いろいろな情報と自分の聴いた感じの感想含めて。
・ソース類、アップサンプリング系統に関する
サンプリング数を上げるとアップサンプリングでも音が滑らかになる。立ち上がりが改善され、非常に表現が滑らかで耳あたりがよくなる。反面、ハイレゾなら問題ないところが、アップサンプリングでは波形の変化としてやや情報の抜け落ちを感じることがある。聴感的には前に出てくる押し出し感は緩和され、空間が広くなる印象。ただし音場が散漫になるソースもある。
ビット深度を広げると非常に情報量があがる。細かいニュアンスまで伝わってくるようになる。これに関してはいかにオーディオの信号が数値の大きいところばかりに配置されているか良く分かる結果だと思う。コンプによる聴感特性の改善は目覚しいものがあるが、同時に表現者から表現力というものをうばっているとも思う。そういう意味ではビット深度を増やすことは大いに賛成できる。今システムを変えるのは難しいので余裕のあるソースを変えるのは一理ある。
MP3の特性は大体13kHz程度まで。WAVも録音環境にもよるだろうが、18,9kHzあたりからローパスの精度的に落ちているものと思われる。レコードは30kHz程度まであったといわれるが、マイクなど環境の点から高音の特性が出ていたところでSNRは酷いものだと思われるので、広いからいいのかといわれると疑問が出てくるところ。しかしLPの音を知っているとあれが大掛かりなシステムが無くても良い音が出る ということは知っているわけで、一概にSNRが悪いから音が悪い というわけでないこともまた確かであったりする。
アナログ、デジタルの一番の音質的な差といえばやはりSNRだが、これには比較するには少し単純でない要素が絡んでくる。主にDA,AD変換だ。これには完全な復元性がない。デジタル化することによって、0.5が1になる。これはかなり差が出ることで、下手をすれば数値上1近い実数との差が生まれてしまう。これによってソース(一般的に96dB)から見たSNRの高さと、アナログ保存のものでは大きなSNRの差が出来てしまう。レコードも記述の際に針が軽くないといけないとかSNRを出すための制約があるし、その誤差に関しては比較すべきところでない程度には性質が違う。またヴィンテージなどの音の傾向などあるのでそれはもっと後で書くことにする。
最近ではハイレゾ音源もかなり多くなってきていますね。CK4ならハイレゾも再生できるので手を出しても良いのですが。。。はたして。と言ったところで経験が無いので次の項目へ。
・スピーカー、ヘッドホン、インナーイヤーヘッドホンに関する
基本はフルレンジ一発。ドライバに特性が出れば箱なんてそう大掛かりなものは必要ないのだが、残念ながら、フルレンジの特性は悪い。なので基本的にはバスレフによって低域を稼ぐ方式が主流。この箱を使う形式では必ず定常波の処理が問題になるのだが、これを抑えるために斜めに板を配置することが多い。また、
最近だとバスレフの出口にファンネルダクト、つまり漏斗を配置したFDBRも出てきていて、フルレンジ界もまだまだ改善の余地がある。フルレンジでは特性が って人たちの考えたモデルが同軸モデル。同軸上にドライバをつけることによって粗密をより正確に、というのがこの方式。歯切れがよくなるらしい。 ※ただ
しこのモデルは設計が非常に難しく、製品が高価になるため、私は聴いたことがない。
ヘッドホンはやはり出来れば開放型の方が好ましい。開放、密閉問わず大体F特は13~16kHzで落ち始める。おそらくヘッドホンで一番特性が出るのは ゼンハイザー、STAX、AKGといったところだろうか。共に開放型だが、AKGのQ701が安くて手に入れやすいと思います。
密閉型は低音の篭りが気になる。密閉することでスピーカーと同じでドライバの動作が妨げられる。特性だけじゃなく時間遅れが大きくなるので好ましくない場面が多い。SRH840のように逆にものすごい遅れを付加?してあるものは音楽性という市民権を得ている場合もあり、これには好みもあるが、やはり忠実性という観点に立つと時間応答は速いほうが良い。反面、ドライバ自体の反応時間があるので位相ずれは高音ほど大きくなることになります。これは一定時間に対する周波数の比からも分かりますね。これが周波数に対して一定の周期でずれる分には好ましいずれなのですが、そうも行かないのが実際のところ。これは開放でもありますが、密閉のほうが位相ずれは顕著になります。
イヤホンは主に通常の耳の形状に引っ掛けるもの、外耳道にイヤーチップで引っ掛けるカナル型ありますね。これらは基本的にはF特は10~13kHz程度の特性です。通常のタイプのほうが優位。カナルは遮音性が高く、外での使用に向きますが、反面、耳の中の定常波により6kHz付近にピークができます。さらにBAは密閉度が高く、閉管の特性を強く出します。そのために音色に偏りが出やすいというのが感覚的なもの。スコーンと抜けるような暖かさが出せない理由はそこにもあるのではと思っています。単純にカットオフが早すぎていまいち良いと思えないんだよな。。。ハイエンドがないのはやっぱり気になるわけで。
そんな理由でMP3を再生する場合は実はイヤホンでもそこそこ聴ける というのが見解です。むしろWAVにしても大きな差を感じられないと思います。そこまでのハイがでないので。スピーカーなら確実にWAV再生をお勧めします。そういいながらWAV+イヤホンをやりますが。ここまでくると完全にプラシーボだと思います。なので容量をとるか少しの音質差をとるかといったところかと思います。MP3になるとかなりドンシャリにはなりますが。
・ケーブルに関する
基本的にはラダーケーブルが一番理にかなっている。線材同士の距離をとる。これが非常に効果的で、撚り線なんかだと、グラウンドと信号をよっている。このとき、平行でないにせよ、お互いに干渉し、かつ、コンデンサの役割を担うこととなる。また、一方に渡された電磁波エネルギーは電流となりノイズとなるだけでなく、その電流がまた電磁波になる。一部とはいえ、これは大きなノイズ源である。好ましくない。また、この撚り線の旨みは電磁波に強い、電磁波を出しにくい、だが、クロストークが良いわけではない。もちろん平行線よりは遥かによいが、距離を離さない という仮定があっての話だということを踏まえて、取り回しと質が良い、ということだ。固定のケーブルであれば、線材の距離は離してシールド線でそれぞれをカバーしたほうがよいのは確実である。ただしラダーはこれ以上ないくらい取り回しが悪いこと、フラットケーブル並みに断線しやすいであろうことが問題としてあげられる。
基本的には色づけしないほうがいいが、イコライザとしての使い方もでき、線材による静電容量や抵抗の歪も味の一つと割り切るような楽しみ方もある。トータルコーディネートで考えると最も安価でいろいろ交換、作成して楽しめる部分でもあるので、オカルトだ!電線病患者は黙ってろ!といわずに電気的に理論を組み立てて遊んでもらいたいところ。ケーブルも回路の一部だということを忘れないで欲しい。
・アンプに関する
大別して3つ。真空管、デジタル、石(トランジスタやICの主たるもの)
真空管はノイズは多いが周波数特性が非常に上まで綺麗にでる。
デジタルは非常に安価な反面、デジタルノイズがのる。フルデジタルにすれば9割解決するが、フルデジタルはあまり製品がない。放射ノイズ魔人。
石は特性はそこまで出ないが動作が楽で放射ノイズも少ない。ただし良く発振を起こす。
どれも一長一短あり、突き詰めたものはやはり面白い音を鳴らす。その方式にもプッシュぷるとか特性を出すための回路などもあるので興味のある方はいろいろ調べてみると面白いかも。基本的にはSNR最優先で選ぶべきところだが、価格的にも住み分けがあり、デジタル、石、真空管という順に安くても良い音が出る。デジタルは5kあれば十分良い音が堪能できるので入門にお勧め。ソニーがプレイヤーにフルデジタル組み込んでましたね。あれは価格考えると素晴らしいことだと思う。
ドライブ力ですが、大きすぎてもギャングエラーで音量を大きくせざるを得なくなったり、小さすぎても鳴らしきれなかったり、あるいは特性が合わなかったりと、実際に鳴らすまで分からない部分があります。聴けるなら必ず愛機を手に試聴に行きましょう。自作キットならコンデンサ交換などで対処が普通です。回路としては簡単ながらかなり豊富な遊びがあるのでなかなか長期間楽しめると思います。ちなみに安物デジタルアンプはコンデンサ交換によって化けるという話もありますので、案外価格とつりあわない世界でもあります。怖い怖い。
導線の細さ、質の悪さが目立つ製品が多いので自作でまともな線材を使われると安価で性能が出ると思います。ICなど省スペースな機種は特にこの傾向が強いのでしっかり銅を使って結線しましょう。
・振動対策に関する
機材類は専らコンデンサの容量の変動に関してですね。ケーブルも静電容量があるのでこの影響を受けます。
それから振動は純粋にスピーカーの周りにも出ます。イヤホンなどなら良いですが、スピーカーは周りのものも巻き込んで鳴らします。どうも鳴りが大きいようなら、フローティングを施しましょう。押し出し感は薄れますが、低域の立ち上がりは改善すると思います。これはどれだけ下に響いて低域の情報が死んでいたかというのが分かる例だと思います。オーディオマニアで好んで床を鳴らす方もおられるので一概に悪いと言えないのかもしれませんが、音響的に優れた部屋ではない私の部屋ではこの処置はかなり音質改善につながりました。部屋の外への音漏れもかなり減るのでお勧めです。また機材に振動を伝えなくて済むといういろいろな旨みのある処理です。
・温湿度管理に関する
実は気にしていない人が非常に多いのですが、機械なので温湿度は低いほうが好ましいです。当然風通しも求めます。 人は湿度60%に温度は結構ありますよね。求める環境はかなり違います。なので出来れば10度くらいの乾燥した部屋などがあれば好ましいです。個人的に良いと思ったのが冬のまだ寒い朝方の山の上の開けた場所で聞くオーディオは格別だった。。。のですが普通そんな場所は用意できないので簡易的な防音のできる空間を用意するのが一番だと思います。
といった感じです。外部ノイズに関してはがんばって消すしかない。窓にはカーテンを、それでもだめなことが多いので自分だけ頭から布団かぶって、ヘッドホンかぶって、かつイヤホンで聴く。みたいなことをたまにやります。これくらいやってやっと細かい音も聞き取れる気がします。もちろんじっとして聴いているのですごく疲れますが。
ーーーー追記ーーーー
ヴィンテージについて書くとかいって書いてなかったので。
主に中域が膨らんだかまぼこな音が多い。ボーカルでいうとブリブリなる。かつファットサウンドでレンジが狭いことが多い。それを味があるといってとるところもあり、個人的には嫌いですが、懐古趣味かと。
ヴィンテージで聴かないといいと思わないサウンドもあるのでこれも録音と再生の関係に欠かせない、MIX時の思惑にマッチするかというところが大事だと思います。
あくまでオールマイティーとはかけ離れた世界なので手を出さないと思います。データにのることはないので悪しからず。
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ってなわけで今回はここまで。恐ろしくgdgdと書いたけどとりあえず今分かってたり書きたいなと思うオーディオ関連の知識はこんなものかなぁ。。。たぶんここまでオーディオのことを勉強せずにオーディオを語っているところも少ないだろうけれど。うちにはオーディオ雑誌や本の類が一切ありません。きっとこれからも買わないと思います。でもそれが自分にとって一番安全なオーディオスパイラルだと思うのでそのままでいようと思います。無知は罪だけれど、それでも無知であることで本人が楽しいのでいいかなと。
常識はまた別だって話もありますが、それが自分の中に入ってくる気がしないのでゆっくりと社会に出てから恥をかくことになるかとは思います。
ここまで読んでくれた方がいたら、ありがとうございました。
ということで終わる気がしない卒論の続きをまた書くことにします。では。